住まいと暮らしのガーデニング−イチゴの壺 - パート2 - ベランダからイチゴ栽培








いちごのコンフィチュールの作り方

いちごのコンフィチュールの作り方


いちごのコンフィチュールの作り方



いちごが酸っぱくてもコンフィチュールでOK!


収穫したイチゴがたとえ酸っぱくても、心配することはありません。

こんなにたくさんのイチゴがあるのに、酸っぱくてとてもじゃないですが、食べていられないと言った場合、まだ完全に赤くなりきらずに半分白さが残っているような状態のイチゴを収穫してしまった場合なども、心配もいりません。

ジャムにすると、色がイチゴであるということが分かる位で、ほとんど砂糖の味しかしませんし、売られている物とさほど変わりがないように思います。

これでは、せっかく自分で作ったイチゴを食べているという満足感が減少してしまうかもしれません。

こういった時にこのコンフィチュールは最高にいいものだといえます。とにかくどんなに酸っぱくても、多少かたかったとしても、とても甘くて柔らかい甘いスイーツに変えてくれます。



コンフィチュール confiture


いちごのコンフィチュールというものがあります。

イチゴのコンフィチュールもジャムも似ているようなものですが、ジャムよりももっともっと、さらさらとしていて、水っぽい感じのシロップ状の液体にイチゴが漬かっているという感じです。

厳密にはジャムというのが英語でコンフィチュールはフランス語で、砂糖などをくわえて煮つめることで保存可能にしたものを指すようです。

本当はジャムもコンフィチュールも同じものだということです。ただ、特別にイチゴのコンフィチュールというと、日本語のコンフィチュールという呼び方ではシロップ漬けのようなイメージが合っていると思います。

ジャムとは違い、イチゴの果実は形を残してそのまま入っています。まるごと実が入っているのですが、だいぶしぼんで、やわらかくて大変甘い糖分が中までしみ込んでいてイチゴのもともとの甘さの何十倍も甘くなっているような感じです。

そして、イチゴの実よりもたくさんの液体が入っているのですが、その液体もジャムのようにドロドロしていなくて、もう少しさらっとしていてスプーンで掬っても水のような感じです。

そのため、甘さもより控えめで、イチゴのコンフィチュールだけを食べることも可能なくらいの甘さだと思います。

ヨーグルトなどにコンフィチュールをかけて食べると、ジャムと違って果実がそのまま残っていますので、たいへん贅沢なヨーグルトにすることができます。

パンに付ける場合には、少しサラサラし過ぎているので、実の部分をのっけるのはいいですが、ジャムのようには使い勝手はよくないです。



いちごのコンフィチュールのレシピ


コンフィチュールを作るための材料・・・いちご(500g)、グラニュー糖(250g)もしくは他の糖(黒糖はコクや独特の風味がでます。)、レモン汁(大1)



いちごを洗います。ゴミがついていては一緒に食べてしまうことになりますので、ボウルに水を張ってそこにつけてゴミなどは確実にとってしまうようにします。

ヘタをとります。これは手でむしりとる感じでいいと思います。
包丁で取ると実の部分も少し落としてしまいます。
あまり気にならないのであれば、手でとるほうがいいです。

量がたくさんあるときは、ヘタをとるのも手でとっていると、結構疲れてきます。このようなときは包丁がいいと思います。
いちごのコンフィチュール グラニュー糖 いちごの重さの半分の重さの砂糖を加えます。水を足さずにざっと、ふりかけます。砂糖はグラニュー糖や砂糖、、、、何でも。

今回はグラニュー糖が途中で切れてしまい、テンサイ糖という自然派指向のの砂糖を使いました。少し溶けにくいですが、大丈夫だと思います。
いちごのコンフィチュール 黒糖 レモンの汁を大さじ1杯程度入れます。

これは好みで多くしたり、加減するといいと思います。

不思議なもので、このレモンが入っているだけでぐっと味が違ってきます。甘いいちごを求めていたのに、酸っぱさを足すなんて何か変な感じです。でも、甘い砂糖を沢山入れたので、その分酸味も足してバランスを保っているのかもしれません。
砂糖がいちごに絡みあうようにかき混ぜます。潰れないように、しかし、しっかりといちごにつくようにまぜていきます。

このまま、3時間から、一晩おいておきます。
いちごの実の中の水分が抜けて、原形を残したまま甘くシロップ漬けに馴染むようになります。

早くても可能ですが、ある程度置いたほうが出来上がった時の実の中の芯までよく使っていると思います。

いちごの大きさが大小混じっていると、大きいものはかなり時間がかかりますので、切ってもいいかもしれません。
時間がたつと、このようにすっかり、砂糖が水のようになります。これはいちごから水分が抜けている証拠です。

完全にこれでいちごを柔らかくするわけではなく、このあとの工程で煮詰めていき柔らかくしていきます。この時はまだ苺は固い状態です。

焦げないように火加減を弱めにしながら、煮詰めていきます。
すぐに砂糖が溶けて、また、イチゴから水分がさらに出てくるのでかなりの液体が溢れてきます。

沸騰して泡が増えてくるのがわかると思います。 この工程で、イチゴから水分を抜き出していると言えます。

その水分で薄まったものを煮詰めていき、ちょうどいい濃さにするという感じです。

最終状態に近いと、このように泡が細かくなります。
アクだといってとることもありますが、そのままでも美味しいです。

煮詰まってくると、砂糖の粘性が増してくるので、泡が細かくなってこのように白く浮き上がってくるのだと思います。

そろそろイチゴが柔らかくなってくる頃です。

適度に煮詰まったと思ったら、すくってみて液体が薄いジャム、シロップの濃いもの、くらいになっているかを確認します。

また、いちごの実が柔らかいかを見て、味見をしてみます。中まで十分に甘い味がしみこんでいれば成功です。

火を止めて、さましておきます。

いちごのコンフィチュール 開いている瓶を鍋などでお湯に入れてしばらく煮て、余計な雑菌を取り除いたものにイチゴのコンフィチュールを保存します。

冷めてから瓶に入れてさらに熱が冷えるまで常温で置いておきます。十分に冷えたら、冷蔵庫に入れて保管します。

薄いとあまり日持ちしません。ジャムのように濃ければそれなりに保存が効くと思います。十分に注意して、品質が悪くならないうちに食べるようにします。